「書道」をユネスコ文化遺産への提案が最近決定され、3月に日本政府からユネスコに対して提案書を提出、令和8年11月頃ユネスコにおいて審議されるそうです。理由は、日本の文化の多様性や深みを世界に発信していく。毛筆を用いて言語を表現する美的な技を大事に守っていこうということのようです。現在、筆記用具は種々あり、昔のように皆が日常的に筆を使って記録等することが少なくなってきてしまいましたので、衰退しないためには大変よいことと思います。
昨日は、法性寺では写経の会が開かれました。遠くからいらしていただいた方もおられ大変嬉しく思いました。(“有朋自遠方来、不亦楽乎” = 朋有り遠方より来る、亦た楽しからずや。『論語』)お手本に習って一字一字を丁寧に写していますと、心は落ち着いてきますし、新しい発見もあり僅かな前進をも感じることができて心地よいです。これからも楽しくできましたらありがたいと思います。次回は、4月6日(土)10時~を予定しています。
●写真 ①書道の高校教科書。②~⑦昨日の法性寺。⑧懐かしい筆記用具の万年筆。以前は、一般的に使われていましたが、今はボールペンに変わりました。⑨懐かしい印刷機の謄写版。昔、試験問題をつくるのに使いました。鉄筆で蠟紙にガリガリと書き、謄写版の中に藁半紙を一枚一枚挟み込みインクをつけたローラーを押し転がして刷りました。今のロータリー式ができてなく大変効率の悪い昭和の代物でした。諸行無常です。