マガダ国の旧王舎城(ラージャグリハ)北門の外側にあった最初の仏教寺院跡です。
サールナートでの初転法輪後、お釈迦さまは、弟子を増やされ、千人の弟子とともにマガダ国の首都、王舎城に入られました。ビンビサーラ王は歓迎し、カランダ長者が奉献した竹林に五百の僧房(『竹林精舎』ヴェールヴァナ・ビハーラ)を寄進されたそうです。そこではお釈迦さまは多く滞在され教えを説かれました。建物は質素だったようで祇園精舎のような遺構は現在なく、わずかにレンガ基礎や、立像が発見されたカランダ池等しか残っていません。一角に簡素な建物のお仏壇があり、金色のお釈迦様が祀られていました。
●写真 ①昔は、竹林だったのでしょうけど現在は、竹はわずかしかありません。奥にレンガの建物の基礎が見えます。②カランダ池。③お釈迦さま像。④カエルの像。⑤池傍の大菩提樹。⑥お釈迦さまが祀られているお仏壇。⑦⑧各地の僧がお参りされた様子がわかる写真が掲示されていました。⑨~⑬近くにある日系寺院。