前回に続きヘビの話。私は、マムシ等の毒ヘビに出くわす地域に生活していますのでヘビに対してはよくない感情をもっています。形状、動き、ウロコ、すべてキモ怖いです。
でも、世界ではヘビを大事にしているところがあります。例えば、〇チェンマイ（タイ）のドーイステープ寺院。写真①② 入り口にナーガという頭が７つある蛇神（仏法の守護神）がいます。お参りに行かれる方々は、長いヘビの胴体の間を進みます。〇アンコールトム（カンボジア）の南大門前。写真③④ こちらも形は違いますが7つの頭をもつナーガです。胴体を左右それぞれ54体の石像（左側は神々で、右側は阿修羅。）が抱えています。〇古代エジプトの王冠。写真⑤ 蛇形記章（コブラが鎌首を持ち上げている形）は、古代エジプトのファラオ（君主・皇帝）の象徴です。〇ククルカン（羽毛のあるヘビ）（メキシコ）。写真⑥⑦ マヤ神話の至高神、創造神。春分・秋分の日にだけ神殿の基壇でできる影がヘビの形となって下のヘビ頭とつながります。〇ムチャリンダ。お釈迦さまを守ったヘビです。写真⑧
以上のように各地でヘビが大事にされている例をみますと、毒をもたないヘビまで悪者扱いしてはいけないのかなと思うようになりました。毒ヘビは、退治していかないと危険ですからバシバシ退治していきましょう。私は、今年は３匹でした。