【カピラ城での有名な『四門出遊』の話】釈迦族の王子として恵まれた生活をされていたお釈迦さまは、あるとき城の東門から出られたとき老人を、南門外では病人を、西門外では死人を見て衝撃を受けられました。そして北門外では出家修行者を見られて感動されました。
お釈迦さまは、老・病・死という人の逃れられない苦をどうすればのり越えられるかをずっと悩んでおられました。そして29歳の時、地位や家族をすべて捨て出家者として疑問を解決すべく修行の旅に出ました。
そのカピラ(カピラバストゥー)城址の候補地は、インド側のプラーワーとネパール側のティラウラコットの2カ所ありお互いに争っています。私は、前者を訪れました。広い敷地に僧院やストゥーパの跡があるだけでした。形状からすると、城壁都市の遺構をもつ後者の方が城址らしく正しいようにも思えます。
写真 ①四門出遊の絵、②~③カピラバストゥへの道、④インドで大人気のスズキ自動車、⑤レンガ工場、⑥小麦畑、⑦ロータリー交差点、⑧道路の真ん中にいた大きなツル、⑨~⑫インド側カピラ(カピラバストゥ)城址